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2009年 05月 17日
毎週日曜日、曹源寺という禅寺では座禅会が とりおこなわれます。 私も休みの日には、よく行っていたのですが、 最近は、仕事で足が遠のいていました。 今日は、久々のオフの日曜日。 座りに行ってきました。 朝から、しとしとと降る雨。 新緑の季節は、こういった雨がよく似合います。 この雨のおかげで、若芽がいっそう鮮やかに、 またお寺の静けさがいっそうひきたてられるのです。 このお寺のよいところは、いつ行っても、開かれた雰囲気で、 自由に、好きなだけここに居ていいよ、と感じさせてくれるところです。 座禅もそうですが、私の楽しみのもうひとつは、 座禅会が終わった後の、お菓子とお抹茶、 そして、老子のお話なのです。 通い始めてからは、かれこれ10年ぐらいになるのですが、 個人的には、ホメオパシーの勉強し始めた頃から、 この老子のお話が、とくに響くようになって・・。 西洋から生まれたホメオパシーと禅が何故? って思われるかもしれませんが、 これらは、実に大きくリンクするんですね。 私にとって、このお寺の風情と座禅会、 お抹茶と老子のお話の、豪華なセットは、 本当に贅沢な時間なのです。 床の間に活けてある菖蒲の花の紫が 緑に見事に映えていました。 今日、印象に残ったお話は、 「自覚」についのお話しでした。 私たちが、自分についてを自覚するとき、 女であるとか、妻であるとか、母であるとか、 仕事であるとか、社会的なものの価値、立場で 自分を見ようとします。 これらは私たちにとって、 拠りどころになるものでもありますが、 実は、私たちの本質とは異なるものです。 これらがあることで、 我々は自分が見えなくなる原因になったりもします。 「私とは何か?」といった本質的な「自覚」は、 ひとつは、社会的なラベルをはずすことから始まるのです。 内面を解放し、生命そのものに立ちかえる・・。 ひとりの人間の価値に知恵をもつことこそ、 自覚という、純粋な本質があるのです。 このお話を聞いたとき、 結局は、一切が「空」、エネルギーなのかなあ、 とふと思ったわけです。 (これがイコールだとは言えないでしょうが・・) 「あなたは、誰ですか?」と質問されることと、 「あなたは、何ですか?」と質問されることは、 大きく印象が変わってきます。 後者は、明らかに本質的な答えを要求されます。 結局、最後に残るのは「存在そのもの」なのかなあ、と。 これと、ホメオパシーとどう関係あるって? ホメオパシーは、人間観察そのものです。 自分を含め人を観る「obseve」とき、いろんな条件付けはできるけど、 最後は、やはりエネルギー、「存在のあり方」なのですね。 まあ、そこのレベルで観ることは、ほとんど神業なのですが、 このことを自覚しているのと、していないとでは、 ものごとの囚われ方が大きく違ってくるような気がするのです。 まあ、ホメオパシーに限らず、 私たちは、いかに自分を条件づけて生きているかを まざまざと感じさせられてしまうわけです。 ありのままでいられない、 ひとと比較したり、区別したり、差別のこころも ここから生まれるのでしょう。 とっても深い問題です。 大乗仏教の祖である、竜樹菩薩のお話も興味深かった。 現在のいろんな仏教の宗派ができ、 世界中に仏教が広まったのは、彼の功績があるのです。 それは偉大な功績でした。 と同時に小乗仏教からすると、 本来の仏陀の教えから遠のいたことになる。 宗派ができるというのは、元が幅広いからなのですね。 細分化されるということは、 すなわち洗練され、哲学されることでもあるのです。 本当は、理念のない実践はあり得ない。 と同時に全体から、離れることにもなるのです。 な~るほど~。 こんなことに感動して、唸ってる私って・・ 「あなたは何?」
by nii-yan
| 2009-05-17 17:44
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